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AutoX、中国初の全区域で完全自動運転Robotaxi運営エリアを作る

 中国の自動運転スタートアップ企業AutoX(中国名は「安途」)が11月16日、中国初の全域での無人運転(完全自動運転)Robotaxiサービスを開始するプロジェクトを発表しました。

 AutoXによると、同社の無人運転Robotaxiは深セン市坪山区の市街地をカバーし、中国初の全域での無人運転Robotaxi運営エリアとして、全域168平方キロメートルに及ぶ中国最大の運営地域「無人の境」を構築しました。

 発表と同時に、AutoXは10分間の無人運転Robotaxiの走行動画を公開しました。動画には、AutoXの無人運転Robotaxiが坪山区を横断し、中心の繁華街商圏を経由して坪山高速鉄道駅に到着し、最終的には路肩に寄って乗降場に停車する様子が映っています。

 近年、深セン市坪山区はコネクテッドカーへの支持を拡大し、BYDやAutoXなどの自動運転技術に積極的に取り組む企業が集まっています。

 AutoXが開発した無人運転車両は、クライスラーFCAとの協力で改造されたGrand Voyagerで、今年7月に発表されたAutoX Gen5システムを搭載しています。このシステムは現在、唯一無人運転に対応した車種です。

 AutoX Gen5システムには、世界最高レベルの精度を誇る8メガピクセルのカメラ28台と、角度分解能が0.9度に達する世界最高分解能の4Dミリ波レーダーが搭載されています。また、自動運転領域の電子電気アーキテクチャであるAutoX XCUは、AutoXが開発し、2200TOPSの演算力を誇り、車載レベルの機能安全の多重冗長性を実現し、高い無人運転能力を保証しています。

 AutoX Gen5の演算力と精度は、中国の自動運転技術の頂点に位置しており、「このような車両を開発することは技術的に可能かどうか」という批判に直面していますが、AutoXは「技術的な条件を満たし、無人運転の可能性に挑戦する必要がある」との見解を示しています。

出所:AutoX

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