AutoX、カリフォルニア州で完全無人運転のテストライセンス取得

アリババから投資を受けている自動運転車スタートアップ企業のAutoXは、カリフォルニア州San Joseの特定地域内の公道で自動運転のテストを実施できるライセンスを取得した。

このライセンスを得た後、AutoXは安全要員を配置せずに車両をテストすることができる。カリフォルニア州の自動運転車テストを監督する自動車管理局(DMV)は、AutoX完全無人運転テスト車の活動範囲はSan Joseの指定地域に限定されていることを明らかにした。DMVはまた、AutoXの車両は時速45マイル(約72km/h)を超えない速度で、天候が良く、わずかな降水がある場合にも走行できると説明した。AutoXは、WaymoとNuroに続き完全無人運転テストライセンス取得した3社目の企業となった。しかし、他の2社とは異なり、AutoXのライセンスは1台の車のみ。

AutoXは米国と中国の両方で自動運転タクシー(Robotaxi)のパイロットプロジェクトを展開しているが、同社の目標はRobotaxiを運営する他の企業に技術ライセンスを提供することだ。AutoXは中国で非常に活躍しており、今回カリフォルニア州で完全無人運転テストライセンスを取得したことは、米国でも活躍度を高めることを意味する。

2019年、AutoXは上海市政府と嘉定区にRobotaxiを100台配備することで合意した。今年4月、同社は上海にRobotaxi運営センターを開設した。車両は上海郊外約約150キロにある工場で生産されている。2019年、AutoXはBYDと提携し、深セン市でRobotaxiの試行プロジェクトを設立した。また、今年1月には中国やその他のアジア諸国での自動運転タクシーの展開についてFCAと提携している。


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