千尋SI、大規模な「北斗衛星」高精度測位道路測定を開始

千尋位置網絡有限公司(Qianxun Spatial Intelligence Inc.、以下、「千尋SI」)は31日、業界初の高精度測位道路測定を開始し、全国のすべての高速道路と主要都市の高速道路でアルゴリズム検証を展開すると発表した。 これは北斗衛星の高精度測位の量産技術が自動運転分野で実用化し、自動運転に時空間インフラの安全保障を提供することを示している。

同日、千尋SIは「全国1枚のネットワーク」をグレードアップし、これまでに全国の大部分のエリアをカバーできるようになった上で、国家高速道路ネットワークを同時にカバーし、自動運転のためのインフラ整備を実現したと発表した。

第1期の道路測定の期間は約1年で、テスト車両は、千尋SIが独自に開発した時空間スマートアルゴリズムと北斗衛星高精度測位サービスを搭載した特殊のもので、全国の高速道路と主要都市の高速道路を走行し、異なる天候、異なる標高の複雑な環境に対してテストを行い、アルゴリズムとサービスを検証しながらインテレーションを回していく。 千尋SIはこれまでに累計30万キロの高精度測位道路測定を完了した。

現在のテスト結果によると、テスト車両のリアルタイムの動的測位精度は最高2センチに達し、L3級以上の自動運転と路車協調のニーズを満たすことができ、車線レベルのナビゲーションを実現することができる。 車線レベルナビゲーションとは,車両がどの道路を走っているかを知るだけでなく、どの走行車線を走っているかを見分けることができることだ。

インフラ面では、北斗衛星ナビゲーションシステムに基づき、千尋SIは全国に2600カ所の地上強化基地局を建設し、北斗衛星地上強化システム「全国1枚のネットワーク」を形成している。2019年末、千尋SIは「全国1枚のネットワーク」のグレードアップ作業を開始し、初めて西部無人地域に進出し、既存の高速道路をカバーする作業を進めている。

応用面では、6月17日、初の北斗衛星高精度測位5G V2Xスマートカーが正式に発売された。千尋SIの北斗衛星高精度時空間サービスにより、広汽新能源(GACNE)「Aion V」の測位精度はセンチメートル級に達し、より安全で信頼性の高い走行が可能となった。今年は千尋SIの北斗衛星高精度測位サービスを複数の量産車種に搭載する予定。


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