SAIC、Momentaに投資、智己汽車にMpilot搭載へ

2021年3月19日、上海汽車集団(以下は「SAIC」)は、自動運転スタートアップ企業のMomenta向けのCラウンド融資(5億米ドル)に参加し、傘下の「智己汽車」ブランドにMomenta自動運転技術を搭載すると報じられた。

Momentaの今回の融資には、SAIC、トヨタ、ボッシュ、Temasek、雲鋒基金(Current.VC)をリードインベスターとして、メルセデス・ベンツ、GGVキャピタル、順為キャピタル、テンセント、凯辉基金(Cathay Capital Private Equity)などが参加している。

Momentaは2年連続で「スマートカンパニー50」ランキング(MIT TR50)にランクインした唯一の自動運転スタートアップ企業で、「量産データ」、「データ駆動型アルゴリズム」、「閉ループ自動化」の3つの要素を磨くことで、独特の「フライホイール」コア技術の優位性を確立している。

他の方式と比べて、Momentaの「フライホイール式」方式は、研究開発効率を短期間で大幅に向上させ、総コストを大幅に削減することができると期待されている。

Momentaの量産車向け自動運転ソリューションはMpilotと呼ばれ、主に高速道路やバイパス、駐車場、都市環状道路の自動運転に向いている。Mpilotの技術パラダイムはNIOや小鵬汽車などとは異なり、テスラとより似ており、カメラで収集した2D画像を用いて視覚SlAMを利用し、異なるシーンでのスマート運転を実現する。

智己汽車は、SAICとアリババが共同で立ち上げたハイエンドスマートEVブランドで、初の車種は上海モーターショーで予約販売を開始する。SAICがこのほど発表した情報によると、初の量産モデルには15台のハイビジョンカメラ、5台のミリ波レーダー、12台の超音波レーダーの視覚感知ソリューションが標準装備されており、「都市スマートパイロット+高速スマートパイロット+センチメートル級の高精度定点自動駐車」を実現している。


参考記事:http://www.cheyun.com/articleDetail/39035

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