TuSimpleはNavistarの投資を獲得し、L4級自動運転トラックを共同開発へ

 ロボトラックスタートアップ 企業のTuSimple(図森未来)は7月16日、米トラックメーカーNavistarと戦略的提携を行い、L4級自動運転トラックを共同で開発し、2024年までの量産を目指す。

 これまで、TuSimpleはNavistarと2年以上の技術協力関係を維持していると同時に、Navistarからの投資も受けている。

 Navistarは商用車の生産・販売において113年の歴史を有しており、TuSimpleとNavistarの提携は、ロボトラックベンチャー企業とトラックメーカーとの量産分野での初の提携となる。

 今後、米国、カナダ、メキシコのNavistarのディーラーから直接自動運転トラックを購入できると期待される。

 Navistarの社長兼最高経営責任者のPersio Lisboa氏は、「自動運転技術はトラック業界に徐々に浸透しており、当社の事業に大きな影響を与えるだろう」と述べた。また「Navistarの車両設計とシステム統合能力とTuSimpleの未来の革新的な自動運転技術を組み合わせることで、Navistarはトラック開発ソリューションでリーダーシップをとることとなり、今後、TuSimpleとの更なる協力と発展を期待している」と付け加えた。

 TuSimpleの総裁の呂程氏は、「TuSimpleとNavistarは2018年から、ロボトラックの量産に向けて準備を進めており、生産計画を制定する時期に来ている。Navistarの提携と投資は、TuSimpleの将来にとって重要なマイルストーンであり、両社の技術の相乗効果により、ロボトラックの大規模商業化の道筋はますます明確になるだろう」と述べた。

 TuSimpleは現在、50台以上の自動運転トラックの車列を保有しており、UPS、McLaneを含む18の顧客にサービスを提供している。TuSimpleは今後、2021年に初の安全要員抜きの物流輸送作業を行う計画だ。


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