アウディ、中国モビリティ事業を語る

アウディは、アジア国際コンシューマ·エレクトロニクス展(CES Asia 2019)で次世代コネクティビティ技術を展示した。このコネクテッドテクノロジーは主に中国で開発されており、アウディが中国の顧客ニーズを満たすために構築したオープンAPPエコシステムだという。

発表会終了後、アウディ中国のトップはメディアのインタビューに答えた。概要を紹介する。

コネクテッド

次世代コネクティビティ技術の現地化の過程でアウディが真っ先に選んだ提携先はアリババで、アリババの「天猫精霊(TmallGenie)」(Amazon echoのようなAiアシスト)をアウディ車載システムに植え付けた。ユーザーは音声機能を使って制御操作を行うことが可能。

アウディ・アプリストアは、アンドロイドベースの自社プラットフォームで、開発者は、アウディ・マルチメディア・インターフェース(MMI)用に、サービスとアプリケーションを作成することができる。

5Gの布石についてアウディは、2017年から無錫IoTモデル事業に参加しており、2018年もV2X対応技術製品を開発している。実際、これらの技術は、5Gの広帯域幅標準にも対応しており、今後は5Gコネクテッドカー標準の準備が整い次第、実用化を図る。

アウディが中国でコネクテッドカー標準を推進しているうえで、ファーウェイは良いパートナーだ。アウディはファーウェイと協力して、先進的な通信技術をいち早く自動車車や製品に応用して、ユーザーにサービスを提供したいと考えている。

電動化

今後より速いペースで電動化車種を発売していく予定。 2025年までにアウディの全車種の40%近くが電動化になる。

アウディe-tronは今年発売する予定。

「Go e-tron」というアプリを提供している。ユーザーは、「Go e-tron」を使って、個性的な「仮想お出かけ」シミュレーションを体験することができる。e-tronを買ってくれなくても、アウディは、シミュレーション結果に基づいて、ユーザーの運転習慣に最も合った別のアウディのEVとプラグインハイブリッド車を、ユーザーに推薦することができる。

特に中国の大都市の充電施設は比較的に完備しているため、アウディは、ユーザーが中国ですでに整備されている公共充電施設、充電スタンド(直流、交流、高圧を含む)を利用することができるようにする。

アウディの充電アシストシステムには、route plannerというルート計画機能があるので、遠い目的地に行く場合、最寄の充電施設の場所を自動的に計算してくれる。同時に、充電インフラが整備されるところでは、150キロワットの高圧急速充電も可能。

モビリティサービス

アウディのハイエンドモビリティサービス「Audi on demand+モビリティー」と「アウディ専用車」は、私たちにとって学習のプロセスになる。「Audi on demand+モビリティー」はユーザーから支持を受けており、80%がリピーターとなっている。高レベルのモビリティを体験をしたユーザーは、繰り返し利用してくれる傾向があることがわかった。

「アウディ専用車」は、パートナーと協力して進めている事業として、多くの都市で迅速にサービスを展開する方法をを学んだ。

この2つのパイロットプログラムを組み合わせることで、モビリティについての理解と考えを深めることができた。今後モビリティはアウディにとって非常に重要な業務となるだろう。


参考記事:https://www.iyiou.com/p/102650.html

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