全体の52%を占め、中国はC-V2X特許大国に

中国通信学会はこのほど、研究報告書「コネクテッドカーの知的財産に関する白書」(以下、白書)を発表した。白書がまとめたデータによると、2019年9月時点で、世界のコネクテッドカー分野の特許出願件数は累計114,587件で、米国が30%を占めて首位となり、中国は25%で第2位となっている。C-V2X通信技術のグローバル特許において、中国の特許出願件数は52%を占め、首位となっている。

世界のコネクテッドカー分野の特許出願人を見ると、現在Top10の出願人は主に自動車部品メーカーと完成車メーカーだ。部品メーカーのうち、デンソーとボッシュが上位2位を占めている。完成車メーカーのうちアウディは5位、トヨタは8位、フォルクスワーゲンは9位、日産は10位で、残念ながら中国地場メーカーはTOP15にも入っていない。

世界のC-V2X通信技術の特許出願人を見ると、Top10の出願人は、ファーウェイ、中興、LG、大唐、エリクソン、クアルコム、サムスン、AT&T、インテル、Interdigitalの順になり、中国勢が上位を占めている。

一方、中国におけるコネクテッドカー分野の特許出願人を見ると、現在Top10の出願人のうち、ICTメーカーと完成車メーカーが半々を占めているが、ICT企業の順位は全体的に完成車メーカーを上回っている。ICT企業のうち、ファーウェイは1位、中興は2位だ。完成車メーカーのうちフォードは3位、現代自は4位、GMは8位、吉利は9位、アウディは11位、奇瑞は12位、トヨタは14位だ。

中国におけるC-V2X通信技術の特許出願人を見ると、Top10の出願人は、ファーウェイ、中興、大唐、チャイナモバイル、楽Ka汽車普天、クアルコム、鼎橋通信、サムスン、深セン金溢科の順になっている。


参考記事:http://www.china-cic.cn/Detail/24/60/2227

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