CATL、米ELMSとバッテリー供給協定を締結、共同でバッテリー工場建設も

自動車ポータルサイトのauto.gasgoo.comが海外メディアの報道を引用したところによると、10月14日、米国の商用電気自動車メーカー、Electric Last Mile Solutions(以下は「ELMS」)はCATL(寧徳時代)とバッテリー供給契約を締結し、2025年までに同社にバッテリーを供給すると発表した。

この取引の財務的内容は明らかにされていない。ELMSは9月、インディアナ州ミシャワカの工場で小型商用電気自動車Class 1の生産を開始し、CATLから供給されたバッテリーを搭載している。Class 1の販売価格は3万4000ドルからで、ELMSは2022年後半にさらに大型のトラックClass 3を生産する予定である。

契約によると、CATLはELMSに実装技術がより簡単なリン酸鉄リチウム電池(LFP)を提供する。LFPの材料は、他のバッテリーのコバルトやニッケルベースのカソードに比べて安価で安全である。

ELMSの広報担当者によると、両社は米国にバッテリー工場を建設してセルを生産し、それをELMSのインディアナ州の工場に運んでバッテリーパックに組み立てることも考えているという。

CATLは、米国のどこに工場を建設するかは明らかにしていないが、昨年、米ケンタッキー州グラスゴーに工場を購入した。2020年9月、米国ケンタッキー州当局者はCATLに現地でバッテリーパック工場を建設することを奨励するため、一連のインセンティブを打ち出した。CATLはテスラ、フォルクスワーゲン、GMなど多くの完成車メーカーに動力電池を供給している。


参考記事:https://www.d1ev.com/news/qiye/158525

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