CATL、FOTONとバッテリー交換式大型トラック共同開発

 新エネルギー車の分野では、現在、国が打ち出した多くの新政策はバッテリー交換を奨励する傾向があり、現在も多くの企業がバッテリー交換方式に転向しており、動力電池パックのサプライヤーであるCATL(寧徳時代)とFOTON MOTOR(福田汽車)傘下の新エネルギー車企業の「福田智藍新能源」が提携して開発したバッテリー交換式大型トラックは北京で納車されている。 1キロ当たりの消費電力はわずか1.2kWh、航続距離は180kmで、3~5分でバッテリー交換作業が完了するという。

 CATLによると、大型トラック輸送+鉄道輸送で形成された「公転鉄(道路輸送から鉄道輸送へ)」(注)は都市間輸送の重要な一環となっており、グリーン、高効率、持続可能な発展パターンを提供するため、CATLと福田智藍新能源が共同で開発したバッテリー交換大型トラックには4つの優位性がある。

 第一に、バッテリー交換大型トラック1台あたり140トンの二酸化炭素と12.5トンの汚染物質の排出を減らすことができる。第二に、1キロ当たりの消費電力はわずか1.2kWhで、燃料に比べて約60元/100kmを節約することができる。第三に、航続距離は180kmに達し、3-5分でバッテリー交換を完了することができる。第4に、車両本体とバッテリーの分離方式を採用し、初期投資を減らし、運営負担を軽減する。

 公式の紹介資料によると、バッテリーの充電は集中的に管理されており、バッテリー交換所には「車両進入精密レーザー測位」が搭載されている。ドライバーが車両を指定位置に駐車すると、ロボットハンドがバッテリーパックの位置を正確にキャッチすることができる。交換プロセスの信頼性はほぼ100%と言われている。

 今後、バッテリー交換式大型トラックは都市部の建材輸送、鉱山での鉱物輸送、港湾での物流輸送などの分野に運用される予定。

注:2018年4月、中央財経委員会は輸送構造を調整し、道路輸送量を減らし、鉄道輸送量を増やす方針を打ち出した。業界では「公転鉄」と呼ばれている。


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