2021年中国動力電池搭載ランキング、CATLは52%のシェア

科学技術情報サイトの「快科技」は中国自動車動力電池産業革新連盟がこのほど発表したデータを引用したところによると、2021年、中国の動力電池の累計生産量は前年同期比163.4%増の219.7GWh、販売量は同182.3%増の186.0GWh、搭載量は前年同期比142.8%増の154.5GWhである。

新エネルギー車市場の拡大が、動力電池の生産と販売の拡大の背景となっている。2021年、中国の新エネルギー車の生産と販売(卸売ベース)はそれぞれ354.5万台と352.1万台に達し、前年比でいずれも1.6倍増加した。動力電池の伸び率は新エネルギー車の伸び率とほぼ一致している。

一位のCATLの2021年の動力電池搭載量は80.51GWhで、市場シェアは52.1%、二位のBYDは25.06GWhで、16.2%を占めている。三位はChina Lithium Battery Technology(CALB)で、搭載量は9.05GWh、5.9%を占めている。

四位から十位は国軒高科、LG新能源、蜂巣能源(SVOLT)、EVE Energy、Tafel New Energy、Farasis Energy、Sunwoda Electronicなどである。

中国科学院院士で、バッテリー専門家の欧陽明高氏は、「我が国は完全な動力電池産業チェーンを有し、世界の電池生産能力の70%を占めており、製品を世界各国に供給している。米国と欧州は電池産業チェーンの構築に全力を尽くしており、中国の電池が欧米市場に参入することが困難になりつつある。しかし全体的に見ると、中国の動力電池の産業競争力は今後しばらくは揺るぎない」と述べた。


参考記事:https://news.mydrivers.com/1/809/809336.htm

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