Categories: 電動化

コバルト価格が1年間で2倍に、バッテリーコストは2022年に価格急騰の可能性も

 新エネ車情報サイトの「電動邦」がNikkeiAsianReview(日経アジアレビュー)の報道を引用したところによると、リチウムとその他の重要な電池原材料の需要が増加継続のため、これまでの10年で下がり続けてきた動力電池の製造コストは2022年から上昇を迎える可能性はある。

 また、世界的に電池生産能力が最大の中国では、1月のリチウム電池の価格は1トン当たり26.15万元(約41,060ドル)に達し、前年比5倍以上になると報じられている。

 電池の中で最もコストが高いのはカソードで、電池のカソードに関連する原材料価格も上昇している。昨年1月以来、コバルトの価格は2倍に上昇し、70,208ドル/トンに達した。ニッケルの価格も15%上昇し、1トン当たり20,045ドルとなった。

 近年、新エネルギー車の電池メーカーは、製造コストの削減に努めながら、新型電池の開発に取り組んできた。原材料価格の上昇は、電池メーカーの努力を帳消し、自動車業界の野心的な電動化計画に悪い影響をもたらすであろう。

xcript