CATLの麒麟電池、ZeekrとSERES AITOに搭載へ

8月27日、地場メーカー吉利傘下のZeekrとCATLは共同で、CATLが開発した「麒麟電池」を世界で初めてZeekrの純電気MPVのZeekr 009と、セダンタイプの電気自動車Zeekr 001に搭載すると発表した。また、「麒麟電池」を搭載したZeekr 001は、航続距離が1000キロを超える世界初の量産モデルとなる。009は、2023年第1四半期に、001は、2023年第2四半期に発売される予定である。

Zeekr以外に、CATLはもう一つの地場メーカー小康汽車傘下のSERESと「麒麟電池」の供給について5年間の戦略的提携協定を締結した。SERESとファーウェイが共同で開発したAITO(問界)シリーズに麒麟電池を搭載する予定である。

CATLは今年6月、「CTP3.0麒麟電池」を発表した。「麒麟電池」の体積利用率は72%を超え、エネルギー密度は255Wh/kgに達し、完成車の1000キロ航続を実現できるという。また、「麒麟電池」は世界初の電池セル大型面冷却技術を採用し、5分間の急速ホットスタートおよび10分間の急速充電に対応できる。

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