GAIC Aion「グラフェン電池」量産へ、8分で80%充電、航続可能距離1000キロ?

広汽(以下は「GAIC」)は1月15日、新エネ車ブランドAion向けの新型動力電池科学技術の予告を発表した。グラフェン系超急速充電池は8分で80%充電でき、充電が給油のように便利になる。また、シリコン負極電池により、電気自動車NEDCモードの航続可能距離は1000キロに達するという。

公式発表によると、この電池は史上最も厳しい安全テストである銃撃実験を経ており、まもなく量産されて自動車に搭載される。

GAICグラフェン技術は昨年の「GAICテクノロジー・デー」に初めて登場した。超急速充電で8分間で80%の充電が可能で、普通10分間充電し、約200-300キロの走行ができる。充電速度はガソリンスタンドでの給油とほぼ変わらない。

現在、GAICは3DGグラフェン製造技術に関する知的所有権を有しており、初歩的なプロセスパッケージとエンジニアリング能力を形成しており、川下の応用分野で進展を進めているという。

注目すべきは、昨年9月にGAIC集団のグラフェンハイテク産業化会社が設立されたことだ。これは広汽新能源がグラフェン超急速充電池の量産を加速させることを象徴している。

GAICの新型動力電池テクノロジーの公式発表に対して、業界やメディアから懐疑的な目を向けられており、ネットでは単に投資家を騙して株価を誘導させるためのほら吹きに過ぎないとの書き込みが殺到している。

一方、中国科学院院士で中国電気自動車百人会副理事長の欧陽明高氏は16日に開かれた「電気自動車百人オンラインフォーラム」で、「もし誰かがあなたに、この車は1000キロ走ることができ、数分で満充電になるほか、安全で且つコストも安いと言い出したら、現在の技術で言えば、彼は詐欺師に違いない」と述べた。

これらの疑問の声に対して、GAIC Aion総経理の古恵南氏は17日、「欧陽明高氏の指摘は、誤解しないように注意しなければならない」と述べたうえ、「欧陽氏は『これもでき、あれもでき、しかも安いコストで、ということは絶対にできない』と言っている。8分急速充電も電池だけの問題ではなく、充電スタンドにも関係している。技術的な問題と商業化運営の問題を混同してはならない」と反論した。


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