「新エネルギー自動車動力蓄電池回収利用管理弁法」まもなく発表予定か

 5月30日、工業情報化省は公式サイトで、「新エネルギー自動車動力蓄電池回収管理弁法」の研究・制定を加速し、動力電池のリサイクル管理を強化することにより、新エネルギー車産業の持続的かつ健全な発展を支えるための取り組みとして、同省エネ総合利用司は5月29日、北京で「新エネルギー自動車動力蓄電池回収管理弁法」シンポジウムを開催したと発表した。

 今回の「新エネルギー自動車動力蓄電池回収管理弁法」は、工業情報化省が2018年に発表した「新エネルギー自動車動力蓄電池回収利用管理暫定弁法」から「暫定」の2文字が取り除かれた正式版ではないかと推測されている。

 正式版では、暫定版と比べて、電池のリサイクル・リユースを担う事業者の責任がより明確になり、リサイクルとリユースに関する法規の拘束力が強化される見込みである。

 データによると、国内で退役した新エネルギー車の動力電池は2020年までに累計20万トンを超えましたが、今後5年間で退役する動力電池の総重量は80万トンを超える見通しである。

 専門家によると、現在、中国では88社のホワイトリスト企業が動力電池のリサイクル・リユース業者として認定されている。しかし、実際には認定されていない非正規の動力電池リサイクル業者も多数存在し、市場は混乱しているのが実態である。

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