VW、1.4億ユーロ超を投資、2023年に動力電池工場を稼働へ

9月23日、フォルクスワーゲン中国(以下は「VW」)は1.4億ユーロ以上を投資して安徽省合肥市に動力電池工場を設立すると発表した。同工場はすでに着工しており、2023年下半期に稼働し、稼働後は毎年15万セット以上の動力電池システムをVWの安徽省MEB工場で生産するEVモデルに供給する。

合肥動力電池工場はVWが中国で100%出資した最初の電池工場で、JACとの新エネ車合弁企業のMEB工場に隣接して、敷地面積が45000平方メートルを超えて、8.4個のサッカー場の大きさに相当して、初期年間生産能力が15-18万セットに達するという。

現在、VWは動力電池工場を世界規模で建設しており、ドイツのブルンウィック工場では年間50万セットを生産する予定で、合肥市の動力電池工場の建設と並行して、VWはチェコのムラダポリスラフと米国のチャタヌーガでも動力電池組み立て工場の建設を進めており、今後数年以内に年間100万セット以上の動力電池を生産する目標を達成する計画である。

中国はVWの世界最大の自動車市場で、今年に入ってからは中国でコア部品の生産を布石する動きが目立つ。上記の動力電池工場の建設以外にも、VWは今年7月、国内第三位のバッテリーサプライヤー国軒高科の全額出資子会社である合肥国軒(合肥国軒高科動力能源有限公司)と動力電池セルについて提携協定を締結し、両社は合肥新駅高新区に20GWh動力電池生産基地を建設し、VW向けの標準セル生産に注力する予定である。


参考記事:https://auto.gasgoo.com/news/202109/23I70274071C501.shtml

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