北京、上海は相次いで燃料電池車モデル都市群に認定

財務省、工業情報化省、科学技術省、国家発展改革委員会、国家エネルギー局は8月26日、上海、蘇州、南通、浙江省の嘉興、山東省淄博、寧夏の寧東、内蒙古のオルドシを含む6都市を第1次の燃料電池自動車モデル都市群として認定した。

実は、これに先立ち北京市は、北京・天津・河北の水素燃料電池自動車モデル都市群も認可されたと発表した。この都市群は、北京大興区や海淀区、昌平区など6つの区、および天津浜海新区、河北省保定、唐山、山東省浜州、淄博市など12の都市(区)で構成されている。

広東省の燃料電池自動車モデル都市群もリストに含まれる確率が高い。広東水素燃料電池自動車モデル都市群は、広州、雲浮、仏山、深セン、珠海、東莞、江門、陽江、陝西省楡林などが都市群から構成されている。

中国政府は、燃料電池自動車に対する助成を、従来の新エネルギー車に対する補助金の枠組みから切り離して、生産企業への補助金支給をやめて、燃料電池車の実験都市として手を挙げた複数の都市(都市群)に対して、一定の実験期間(4年間)を経て主要コンポネントの開発や実用化において成果を上げた場合のみ、助成金を支給するという政策に転換した。

確実に成果を上げるまでは、すべての実験は自己負担のもとで行われるため、モデル都市として申請した各都市にとっては、かなりのリスクを覚悟しなければならない。一方で、それぞれの都市には助成額の上限がなく、優れた成果を上げた都市ほどよりも多くの支援を受けることができるため、競争原理が働き、各都市にとってチャンスでもある。


参考記事:https://www.xianjichina.com/special/detail_495059.htm

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