ボッシュ中国、テンセントとスマートモビリティ戦略提携覚書に調印

 9月27日、ボッシュは、中国最大のインターネット企業の一つであるテンセントと戦略的提携に合意したと発表した。両社はIoTと人工知能などの分野で深い提携を展開し、モビリティのデジタル化への転換発展を共同で推進する。

 2020第16回北京国際自動車展覧会の開催にあたり、ボッシュ中国総裁の陳玉東博士とテンセントスマートモビリティ副総裁の鐘学丹氏はボッシュブースで戦略的提携覚書の調印式に立ち会った。

 ボッシュ中国執行副総裁の徐大全博士は、「従来の自動車からユーザー中心のスマートモビリティに至るまで、自動車産業全体が有史以来の破壊的な変革を行っている。将来のモビリティ産業はさらに巨大で豊富になることが予想される。これには技術の継続的な革新と応用だけでなく、モビリティエコシステム全体の相互接続、産業パートナーの協力と共有も必要だ」と述べたうえ、「ボッシュは100年以上にわたり、自動車技術の革新に専念し、将来の電化、自動化、ネットワーク化のモビリティに力を入れてきた。弊社はテンセントとオープンな提携を行い、ユーザーのためにより良い体験と価値のある移動サービスを構築できることを喜んでいる」と付け加えた。

 締結した戦略的提携覚書によると、ボッシュ中国とテンセントはモビリティ分野のデジタル化業務を中心に提携を行い、完成車メーカーのためにトップレベルのスマートコックピットソリューションを提案する。共同でデータ価値を発掘し、自動車業界と消費者にスマート車載サービス、コンテンツサービス、自動運転などの付加価値サービスを提供する。新しい技術及び新しいビジネスモデルを共同で模索する。両社は共同で、今後のスマートモビリティでのイノベーションを強化し、ボッシュの自動車、建築、工業分野での布石と洞察に基づき、工業インターネットにより良いサービスを提供するソリューションと製品を提案し、ボッシュのデジタル化に向けたビジネスモデルチェンジとグレードアップを加速させると同時に、テンセントの産業化ソリューション提案力の向上に堅固な基礎を打ち立てる。


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