CAAM、中国車載OSオープンソースプロジェクトを発表

CAAM(中国汽車工業協会)ソフトウェア分科会は2月18日、中国車載OSオープンソースプロジェクトを発表し、初の車載OSマイクロカーネルオープンソース版を2023年5月に発表することを明らかにした。

CAAMの付炳鋒常務副会長は、「中国はスマートカーの最大市場となっており、技術革新と産業生態の発展は日進月歩で、オープンソースで開放的なOSカーネルが切実に必要とされており、全く新しい技術構造を支えるソフトウェア・ハードウェアの共同革新が必要だ」と述べたうえ、「われわれはできるだけ早く、オープンソースカーネルをベースとするコネクテッドカーソフトウェアシステムの中国式アプローチを提案する責任がある」と付け加えた。

紹介によると、初の車載OSマイクロカーネルのオープンソース版は2023年5月にリリースされ、各種の用途や各種の半導体プラットフォームに対応し、安全に作動するカーネルを提供し、サービスのモジュール化、POSIX仕様への準拠、高い信頼性、高いリアルタイム性、高い安全性、高い拡張性などの特徴を持つ。

CAAMの車載OSオープンソースプロジェクトは、普華基本ソフトウェアが音頭を取り、CAAMソフトウェア分科会の会員である一汽、東風汽車、長安汽車、中汽創智汽車、中国電子科技集団公司第32研究所、西部智聯汽車、電子科技大学などの企業や大学が共同実施している。

CAAM車載OSオープンソースカーネルアーキテクチャ

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