交通省は「総合交通輸送ビッグデータ発展推進行動要綱(2020-2025年)」を発表

(原文は言い回しが多くて分かりづらい。簡単に整理するとこういうことだと思います。)

中国交通省は12月12日、「総合交通運輸ビッグデータ発展推進行動要綱(2020-2025年)」(以下は要綱)を発表し、各種交通輸送インフラ、輸送手段のデジタルツイン(注)技術の研究開発を推進し、第5世代移動通信技術(5G)、衛星通信情報ネットワークなどの交通運輸各分野での研究開発と応用を推進するとの方針を打ち出した。

同要綱では、2025年までに4つの目標を掲げている。

(一) 総合交通輸送システム発展の一環として、鉄道、道路、水路、空路、郵政などの分野を超えたビッグデータ協調メカニズムを計画的に形成させる。
(二) ビッグデータの基礎を固めるために、リアルタイム性、高品質、自動化、体系的なデータ収集を強化する。
(三) 「総合交通ビッグデータセンター」の構築を目標に、重点分野のデータ集積を強化する。
(四) 階層、地域、システム、部門、業務を越えた総合的なデータ応用を推進し、業界の実際の課題を確実に解決する。

4つの目標を実現させるために、5つのアクションプランを提示している。

(一) 総合交通輸送ビッグデータの基準の決定、データ収集の強化、応用技術開発、データインフラと交通インフラの協調を実現する。
(二) 情報リソースのインデックス化、行政ビッグデータの構築を進めたうえ、データの共有・開放を通じて、企業と行政の協力、ビッグデータのイノベーションを促進する。
(三) ビッグデータの応用技術を行政や物流などの分野で普及させ、ビッグデータのポテンシャルを最大限に引き出し、ビッグデータを「役に立たない」、「使い物にならない」ものから「みんな使っている」、「誰がうまく使っているかを比べてみたい」ものに転換する。
(四) 個人情報保護を中心にデータを階層別に管理し、データの安全性を交通運輸の重要な情報インフラストラクチャに組み入れ、重点的に保護する。
(五) 次世代情報化社会に合致する体制づくりを進め、行政部門と技術部門のそれぞれの役割を明確化しつつ、統一管理を実現する。

注:デジタルツインについての解説https://iotnews.jp/archives/136978


参考記事:http://www.zgsyb.com/news.html?aid=531027 http://baijiahao.baidu.com/s?id=1652819385731303454&wfr=spider&for=pc

985