10カ月で2万台、「理想one」が国内自動車スタートアップ企業で最速販売記録達成

 自動車スタートアップ企業の理想汽車はこのほど、10月18日現在、ユーザーに同社初モデルの「理想ONE」を累計20000台以上納車したと発表した。

 販売データによると、2020年9月の理想ONEの納車台数は前月比29.3%増の3504台で、今年1-9月累計18160台だった。

 このほか、CAAM(中国自動車工業協会)の最新の保険加入データによると、2020年9月の理想ONEの保険加入台数は3830台で、うち1-9月の累計保険加入台数は18722台で、人気車種のNIO ES6、BYD唐DMなどを上回った。

 理想ONEは理想汽車の唯一の発売モデルで、2018年10月18日に初めて公開され、2019年12月に正式に販売を開始した。2020年6月16日、理想ONEの納車台数は6カ月で10000台を超え、3カ月後、20000台を突破した。

 販売台数の上昇により、理想汽車はオフライン小売センターの展開を加速させている。9月30日現在、理想汽車は全国に35カ所の小売センターを建設し、30都市をカバーしている。第4四半期には山西省、吉林省、内モンゴル省、海南省、広西省、江西省、青海省、寧夏省などに新たに進出すると同時に、すでに拠点を展開している地域で販売に力を入れている。

 また、2020年7月、理想汽車が米証券取引委員会に提出した目論見書では、2022年に大型SUVを発売し、引き続きレンジエクステンダー付き電気自動車のパワートレインを採用し、25-40万元の新エネルギーSUV市場に食い込む計画を明らかにした。

 今年に入ってから、自動車スタートアップ企業は昨年末の低迷に反して、販売台数では予想外の強さを見せている。理想汽車、小鵬、NIO(蔚来)が米国で上場したほか、Weltmeiter(威馬)もIPOを準備しており、自動車メーカーの「新勢力」が後半戦に突入しつつある。


参考記事:https://new.qq.com/rain/a/20201019a037o700

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