Xpeng、NGP使用前にドライバー試験、責任回避との批判も

9月15日、Xpeng(小鵬汽車)の最新モデルP5が発売された。最上位グレードの2車種に、デュアルレーザーレーダーを搭載し、その後OTAを通じて、ユーザーに運転支援システムXPLIOT 3.5を提供することができる。

しかし、Xpegn会長の何小鵬氏は新車発表会で、終始「自動運転」を口にしたことがなく、実際、Xpengは公式サイトから「自動運転」に関する表現を削除した。

NIO(蔚来)のNOP運転支援システムは8月、車の所有者が運転支援システムをオンにした状態で事故を起こして死亡したことで世論の俎上に載せられた。その後、ベンチャー系新興メーカーの理想汽車、Xpengはいずれも公式サイトの運転支援システムのうち、「自動」、「高級」に関連する表現を修正し、このうち小鵬汽車は「XPILOT3.0自動運転支援システム」を「XPILOT3.0スマート運転支援システム」に修正した。

P5の発表会で、前出の何氏は「ドライバー試験」というプログラムを独立の目玉として説明した。2021年初め、小鵬汽車はユーザーにXPLIOT3.0システムを提供する際に、ドライバー試験を取り入れた。この試験に合格して初めて、関連する運転支援機能が有効化される。

試験の内容を見ると、高速道路での自動運転支援機能「NGP (Navigation Guided Pilot)」をいつ有効にできるかや運転支援状態で、ドライバーが運転に介入すべきかといった問題が主に取り上げられている。NIOは8月の運転支援システムの事故後も、同様の試験を始めている。

「自動車メーカーはよく運転支援を自動運転とごまかし、これを売りにすることで差別化を図ろうとしている」と全国乗用車市場情報連席会幹事長の崔東樹氏は指摘している。今回のXpengの「ドライバー試験」について、一部の市場関係者は「この試験は免責宣言のようなもので、ユーザーに対する注意喚起の役割は限られている」と批判している。また、自動運転システムの技術が未熟で、運転責任の認定がまだ不明確であるという大前提の下、不適切な運転操作を行わないように、自動車メーカーはユーザーに対する監督と指導を技術的に強化すべきだとの意見もある。


参考記事:https://www.yicai.com/news/101178243.html

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