調子に乗るBYD、150万元もする超高級タイプ電動「ガチSUV」を投入へ

BYDのブランドPR事業部総経理の李雲飛氏はこのほど、SNSのWeibo(微博)で、同社の高級ブランドの最新計画を紹介した。計画には、今年第3四半期にブランドとロゴの発表、第4四半期に最初のモデル「ガチSUV」(クロカン)の発表、2023年前半に初のモデルの発売、の3つのステップが含まれている。また、高級ブランドの最初のモデルは、BYD現在の最先端技術を搭載し、電動化とスマート化における最強のパワーを見せると強調した。

高級ブランドの価格帯は80-150万元になる見通しである。また、高級ブランドは、宣伝、開発、生産、販売サービスネットワークなどのすべてにおいて独立したチームが運営する予定である。

現在収集された情報によると、同高級ブランドは「星際」と命名される可能性があるほか、BYD初の「ガチSUV」はデュアルレーザーレーダー方式を採用する可能性があり、ファーウェイのMDCコンピューティングプラットフォームを搭載する見込みである。また、インホイールモーター技術を採用することで、タイヤを前後に正逆回転させることでその場でのUターンを実現することができる。

さらに、この高級ブランドは本質的に、同じ深センに本社を置くBYDとファーウェイが、強者連合で車を製造しているのではないかとの声もある。2つの大手企業が手をつなぎ、それぞれの所長を取り、最強のスマートカーを作り出そうとすることを聞いただけでワクワクさせられるかもしれないが、知能化において存在感が薄いBYDにとって、150元の価格設定は少し調子に乗りすぎたのではないかと思われる。

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