BYD、欧州市場向けに3車種を発売へ

 BYDは9月28日、新エネルギー乗用車の欧州オンライン発表会を開き、欧州市場向けに「漢」、「唐」、「元PLUS」の3車種の新エネルギー乗用車を販売すると発表した。うち、「元PLUS」のドイツでの予約販売価格は3.8万ユーロ、「漢」と「唐」のドイツでの予約販売価格は7.2万ユーロとなっている。

 この3車種も10月にフランスのパリモーターショーで発売されるほか、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、オランダ、ベルギー、ドイツなど欧州の多くの国で納車が始まる。今年末までに、BYDはさらにフランスとイギリスの市場を開拓する予定である。

 1998年、BYDはオランダに最初の海外支社を設立し、業務を電池から太陽エネルギー、エネルギー貯蔵、新エネルギー車の各分野に拡大し、運営範囲は欧州の20以上の国、100以上の都市に及んでいる。

 現在、BYDは欧州の複数のディーラーと提携関係を結び、多くのオフライン店舗を今年秋にオープンし、第1陣となる車両は今年第4四半期に発売する予定である。

 新エネルギー自動車に専念すると宣言したBYDは最近、国内市場で勢いがあり、販売台数を順調に伸ばしている。そのなかで海外進出も必然的な目標になっている。

 BYDはこのほど日本市場タイ市場に進出している。また、ヨルダンのディーラーと提携しており、海外市場への進出を加速しようとする意図は明らかになっている。

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