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BYD、日本市場で新たな電気自動車「シールズEV」を投入、EVラインアップを拡充

 BYDは日本市場での電気自動車(EV)ラインアップを強化しています。

 6月25日、BYDは日本市場において第三の電気自動車である「シールズEV(Seal EV)」を発売したと報じられました。このモデルの導入により、BYDは再びメディアの注目を集めています。

 シールズEVには後輪駆動と全輪駆動の2つのバージョンがあり、高性能バッテリーパックを搭載しています。後輪駆動モデルの希望小売価格は528万円で、全輪駆動モデルは605万円です。これらの車種はそれぞれ640キロと575キロの航続距離を誇り、BYDの電気自動車技術の先進性を示しています。

 現在、BYDは日本市場で55店舗を展開しており、2025年までに100店舗に拡大する計画です。この措置は、BYDが日本市場における潜在力に対する長期的な投資とコミットメントを示しています。

 BYDの日本市場戦略は電気自動車に重点を置いていますが、日本の消費者の国産ブランドロイヤリティや、日本自動車メーカーからの競争圧力にも直面しています。BYDは2023年、日本で「Atto 3(元Plus)」と「DOLPHIN」の電気自動車を1446台(ATTO 3が1198台で、DOLPHINが248台)販売したそうです。

 外国ブランドの自動車が日本であまり普及しない理由は、日本の消費者が一般的に自国のブランドをより信頼しているからです。特に韓国や中国などの自動車先進国以外のブランドは、日本市場での認知度が低く、これらのブランドに乗るのは恥ずかしいと考える消費者も少なくない。

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