BYD、次世代電気自動車にNVIDIAの自動運転プラットフォームを採用へ

新エネ車情報サイトの「第一電動」によると、BYDは2022年3月23日、世界トップの人工知能計算メーカーであるエヌビディア(今は「NVIDIA」)とスマート運転技術で提携すると発表した。同社は2023年上半期より、一部の新エネルギー車にNVIDIAのDRIVE Hyperionプラットフォームを搭載し、車両のスマート運転とスマート駐車を実現する。

NVIDIAのDRIVE Hyperionプラットフォームは、自動運転のソフトウェアとハードウェアの人工知能(AI)ソリューションを採用している。またNVIDIAもDRIVE Orinチップの生産を開始しており、Orinチップの演算能力は毎秒254兆回に達する。

ここ数年、NVIDIAは自動車、特に電気自動車分野でのパートナーとの提携を積極的に模索してきた。ジャガーやメルセデスなど自動車メーカー数社はNVIDIAとの提携を発表している。テスラは旧バージョンのオートパイロットでもNVIDIAのチップを使用していたが、後に自社開発のFSD Computerチップに切り替えた。現在、NVIDIAによると、世界の主流電気自動車メーカー30社のうち20社が人工知能(AI)計算タスクにOrinチップを選んでいる。

BYDは世界最大の電気自動車メーカーの1つである。BYDは昨年、中国で60.3万台の新エネルギー車を販売し、その約半分が電気自動車であった。BYDは2023年初頭からNVIDIAのHyperionプラットフォームとOrinチップの使用を開始する計画である。


参考記事:byd-will-adopt-nvidia-automatic-driving-platform

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