BYD、300万台目の新エネ車ラインオフ

BYDは11月16日、300万台目の新エネ車のラインオフを迎え、これで地場ブランドとしては初めて300万台を達成したメーカーになった。

BYDの公式発表によると、1台目の新エネ乗用車から100万台目の新エネ乗用車までにかかった時間は13年、100万から200万にかかった時間は1年、200万から300万にかかった時間はわずか半年である。

一部のメディアは、BYDが近年急成長してき理由を分析した。それをまとめると次の3点になる。

① 将来を見据えて新エネ車に賭けたことはBYDにとって正解である。

② 新エネ車のサプライチェーンの垂直統合を実現している。新エネ車のコア技術を独自で開発することにこだわっている。バッテリー事業出身のBYDは2003年に自動車業界に参入し、約20年間を経て、車両用動力電池、モーター、電子制御、チップなど産業チェーンのコア技術を磨き、2.6万件の特許出願とコア部品の内製化を実現している。

③ BYDはPHV(プラグインハイブリッド)とBEVの2本足で歩む戦略を堅持してきた。原材料供給と製品安全性でリスクの低いリン酸鉄リチウムバッテリー、自社開発の薄型ブレードバッテリー、DM-iスーパーハイブリッド、DM-Pハイブリッド、eプラットフォーム3.0とCTBバッテリー一体化車体など一連の独自の技術を迅速かつ広範に応用することにより、技術の面で他社を凌駕しているイメージを確立した。

今年の国内の新エネ乗用車の販売台数は650万台に達する見込みで、このうち新エネ車市場で最大の勝者はBYDになる。

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