フォックスコンの電気自動車参入はとん挫、Bytonは一汽のもとで再編へ

フォックスコンは、経営難に陥ったEVベンチャーのBytonと提携して、電気自動車事業に参入すると報じられたが、その提携は暗礁に乗り上げた。主な阻害要因はBytonの大株主の1つである一汽によるものである。元一汽資本控股有限公司党委員会書記で南京盛騰汽車科技(Byton支援の目的で設立された受け皿会社)取締役の張影氏はBytonの新会長に任命され、同社の経営支配権を引き継いだ。

一方、フォックスコンの内部関係者も、一汽がByton「再編」のスタートボタンを押したことに伴い、現在フォックスコンはBytonから関係者を撤退させており、南京工場に駐在していたプロジェクト従業員の一部も呼び戻していると述べている。

Bytonの新株主であるフォックスコンが資金引き揚げを検討していることが6月初めに国内メディアで暴露され、業界では両社の提携の先行きが不透明になるのではないかとの憶測が広がっていた。半年間の提携を試みた後、一汽がBytonの再編について特に強気で、最終的にフォックスコンは撤退を選択せざるを得なくなったとみられている。


参考記事:https://auto.gasgoo.com/news/202107/8I70262903C108.shtml

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