VW安徽、MEBプラットフォーム初のEV、2023年に生産開始へ

経済誌の「第一財経」によると、VW安徽総合実験センターの研究開発試験場がこのほど着工した。同センターはVWが中国で新エネルギー車の研究開発と性能テストに特化した初の専用試験場で、28項目以上の新エネルギー車の車両および走行システムのテストを行うことができる。プロジェクト全体は2023年中に竣工する予定である。

VW安徽の前身は、VWと地場メーカー江淮(JAC)の間で設立された新エネルギー車合弁会社の江淮VWで、VWの中国市場における3社目の合弁企業である(他の2社は一汽VWと上汽VW)。2020年、VWは江淮VWの株式を75%まで増加させ、江淮VWを正式にVW安徽に改称した。2021年4月、VW安徽第1期プロジェクトの建設が始まった。

VW安徽CEOの葛氏は、「MEBプラットフォームEVの生産を確定しており、MEB工場はすでに70%以上の工事が完了しており、今年下半期にはテスト生産を開始できる」と紹介したうえ、「2026年にはSSP電動プラットフォームもVW安徽に導入される」と語った。計画によると、MEBプラットフォームに基づいて生産される初の車種は2023年下半期にラインオフする。

VW SSPプラットフォームはVWの既存の5大プラットフォームであるMQB、MSB、MLB、MEB、PPEプラットフォームの融合と継続である。計画によると、VWは2026年にSSPプラットフォームでEVの生産を開始し、今後L4級自動運転技術と最新の電動化技術に対応できるようになり、同プラットフォームのライフサイクル内に4000万台以上を生産する見通しである。


参考記事:https://www.yicai.com/news/101345455.html

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