吉利、ハイエンドEV市場を狙い、新ブランド「Zeekr」を立ち上げへ

吉利は、ハイエンドEV市場向けの新しい電気自動車ブランドを立ち上げる予定で、主なターゲットはテスラであると報じられた。

吉利の新しい電気自動車ブランドはZeekrと呼ばれ、間もなく(安徽省)合肥で設立されるEV子会社のLingling Technologiesに所属する。EV子会社は吉利傘下のSEAアーキテクチャベースの車種を統括する。消息筋によると、ボルボとダイムラーの株式9.7%を保有する吉利は、オープンEVプラットフォームに基づく新ブランド車種を発表する。

吉利は、都市の中心部にショールームやサービスセンターを開設し、公式価格で新ブランドEVを販売する。これは従来のディーラー方式のとは異なり、テスラから始まった新しい販売システムである。吉利はまた、自社EVユーザーとより深い関係を築くために、幅広い販売・マーケティング戦略を実施する予定である。消息筋によると、吉利はNIOの販売戦略を採用し、自動車に合わせた衣料品やアクセサリーなどのライフスタイル製品ラインを開設し、オーナーズクラブを設立する。Zeekrはまた、自社ユーザーをLinglingの株主にするための持株制度の導入も検討しており、経営陣はこれが販売を促進し、ブランドとユーザーとの関係を促進することを期待している。

自動車コンサルティング会社のアナリストは、吉利は現在、EV分野で明らかな優位性を持っていないので、新しいブランドを作ることで独自性をだしたいと考えていると述べた。


参考記事:https://auto.gasgoo.com/news/202103/19I70246533C501.shtml

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