吉利、フォックスコンと共同でFF向け新エネ車受託生産へ

吉利汽車グループ(以下、「吉利」)は1月29日、実業家の賈躍亭氏が出資して、一時資金難に陥ったスタートアップ自動車メーカー、米ファラデー・フューチャー(Faraday Futur、以下は「FF」)と枠組提携協定を締結したと発表した。

両社は技術サポートとエンジニアリングサービス分野で提携を展開し、吉利とフォックスコンのOEM合弁子会社が受託生産サービスを提供する可能性を検討している。また、財務投資家として、吉利はFFのSPAC上場(注)に向けた投資にも参加する。

FFは、中国の上位3大自動車グループの1つである企業と主要都市の1つが、FFの中国市場での迅速な展開を支援すると表明している。業界内ではすでにFFが吉利と(広東省)珠海市と提携関係を結ぶとの情報が流れている。具体的な内容は、吉利がFFに3000-4000万米ドルを投資し、珠海市の国有投資ファンドがFFに20億元を投資し、FFは珠海市に生産拠点を建設するという。

注:FFとSPAC(特別目的買収会社)のProperty Solutions Acquisition Corp.は、事業合併について最終合意に達したと発表した。合併完了後、NASDAQ証券取引市場に上場するという。


参考記事:https://www.yicai.com/news/100933228.html

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