恒大グループ、恒大汽車を含む傘下企業の資産の一部売却か

8月10日夜、大手ディベロッパーの恒大グループが発表した公告によると、同社は第三者投資家と接触し、同社の上場子会社である中国恒大新能源汽車集団有限公司(以下は「恒大汽車」)と恒大物業集団有限公司の資産の一部の売却について検討している。

恒大汽車は同日、2021年上半期の利益見通しを発表した。上半期の純損失は約48億元で、前年同期の24.5億元の2倍になる見通しである。

赤字は主に新エネ車事業の拡大による。同事業は、固定資産や設備の購入、研究開発などの関連費用の増加や利払い費が大きい。同社は8月末に上半期の業績を正式発表する。

2019年に新エネ車市場に進出して以来、恒大汽車は大口の買収により、技術、生産資格、電池、販売、人材など自動車の川上-川下産業チェーンの布石を完成させ、完成車、シャシー、パワートレイン、インホイールモーター、動力電池などの分野のコア技術を獲得した。

今年3月、同社の2020年業績発表会で、同社の新エネ車産業への投資総額は474億元で、完成車の研究開発設計、動力電池、自動運転、スマートネットワーク接続などの分野への投資額は249億元であることを明らかにした。計画によると、恒大汽車は14車種の新エネ車を開発し、2021年末から2022年初めまでに量産を実現し、2025年の生産・販売は100万台を目指す。

派手な計画発表を受けて、今年4月19日に上海モーターショーが開幕した日から恒大汽車の株価は一時70.85元まで上昇した。しかしその後、次第に低下し、7月27日には10.34元に下がり、下落幅は85%を超えた。


参考記事:https://auto.gasgoo.com/news/202108/10I70267625C901.shtml

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