自動車新勢力のHiPhi、車載オーディオシステムの虚偽宣伝で訴えらえる

 最近、自動車新勢力の「華人運通」(ブランド名HiPhi「高合」)の「車載オーディオ詐欺事件」が世間を騒がせ、ユーザー50人が同社のHiPhi Xに3つの虚偽宣伝または宣伝と異なる事実があると訴えた。

 このうち最も重要な点は、HiPhiが国産の車載オーディオシステムを搭載しているのに、「英国Meridianの高級オーディオシステム搭載」と宣伝していることである。

 7月6日夜、HiPhi側は回答を発表し、「対象となる仕様の記述はHiPhiとMeridianの提携方式によるものであり、自動車製品説明における一般的なやり方でもある」とし、HiPhi Xオーディオシステムに虚偽の宣伝はないと回答した。

 ある公式資料によると、HiPhiとMeridian双方の技術者がチームを結成し、オーディオシステム全体のフレーム設計からスピーカー配置、各部のチューニングまで行った。つまりMeridianの技術は、HiPhiのソフトウェアの部分だけに関わっており、ハードウェアは、Meridianの技術とは無関係である。

 HiPhiは、「スマートEVの天井」と自称して、非常に充実した装備を搭載して、信じられないほど高い販売価格を設定している。

 以前、宣伝と異なった車載チップを搭載したことで、地場メーカーの長城汽車は世論から厳しい非難をうけた。今回の騒ぎも、争いの結果がどうであれ、地場ブランドに対するユーザーの不信感が根強いことを示している。

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