ベンチャー系自動車新勢力の理想汽車、SEC暫定リストに追加される

海外メディアによると、米証券取引委員会(SEC)が、ベンチャー系自動車新勢力の理想汽車、およびラッキンコーヒー、貝殻などを含む17の中国銘柄を「外国企業説明責任法」(HFCAA)に抵触する上場企業の「暫定リスト」に追加したと報じた。暫定リストに含まれる中国銘柄としては3月以降で5回目となる。

理想汽車は4月22日、SECから暫定リストに追加されたことについて、投資家に責任を持つ企業として、積極的に解決策を探しており、国内外の監督管理の要求に基づき、監査書類に関する作業に積極的に協力していると回答した。また、暫定リストに追加されても、すぐに米国の上場廃止を意味するのではなく、関連法規によると、企業が3年連続で米国に監査書類を公開しなければ上場廃止になる。

理想汽車によると、同社は昨年に香港上場(Dual Primary Listing)を完了しており、米国株の投資者はいつでも香港での保有に切り替えることができる。香港上場は米国監督管理の影響を受けず(secondary listingとは異なり)、同社の実際の業務経営にいかなる影響も及ぼさないという。

関連規定によると、暫定リストに追加された銘柄は規定の時期に弁明を提出しなければならない。理想汽車の弁明提出の期限は現地時間5月12日である。

ちなみに検索エンジン大手で自動運転事業に進出している百度も今年3月31日、暫定リストに入れられたことが明らかになった。

2358