理想汽車北京工場着、2023年末に生産開始予定

ベンチャー系新興メーカーの理想汽車は10月16日午前、北京市順義区で北京グリーンスマート製造拠点の建設を開始したと発表した。同生産拠点は、旧北京現代自動車第一工場の60%を改造し、投資額は60億元を超え、2023年末に生産を開始する計画である。稼働すれば、年間10万台のEV生産能力を実現する。

理想汽車はこれまで、香港証券取引所の上場に関する聴聞を行った際に、今後の新車計画を明らかにしており、2022年に新型の「X」プラットフォームを発売し、フルサイズのハイエンド・レンジエクステンダー付き電動SUVを発売し、2023年にも同タイプのSUVを新たに2車種発売する。一方、理想汽車のEVモデルは2023年に投入される予定である。新車はWhaleとSharkのプラットフォームをベースに開発され、今後毎年少なくとも2種類のEVモデルが発売され、最初のモデルもSUVとなるという。

現在、理想汽車には常州工場のみで、年間生産能力は10万台にとどまっており、現在の市場業績からすると天井に近づいている。同社は、常州工場の生産能力を2022年までに20万台に引き上げる計画を打ち出したが、後続の新車計画や販売目標を支えるにはもはや不十分である。今回、北京に新工場を建設することは、理想汽車にとって重要な動きである。


参考記事:https://auto.gasgoo.com/news/202110/18I70276806C501.shtml

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