BYDとテュフ、協力覚書を締結、グローバル市場への展開を加速

ドイツのTÜV(テュフ)・ラインランド大中華地区は6月2日、BYDとの提携覚書を締結したと発表した。両社は自動車完成車、システム、部品、および付属品産業の製品テストや認証、安全評価、品質管理、専門人材の能力開発などの分野で、長期かつ包括的な戦略的提携関係を構築することを目指す。

提携協定によれば、テュフとBYDの提携は、グローバル化、スマート化、省エネ化のトレンドに焦点を当て、BYDが高品質かつ効率的な市場参入サービスを受けることによって、BYDのグローバル市場での効果的な拡大を支援し、製品のグローバル化を加速するものとなる。

さらに、テュフは自動車産業の新たな技術革新に関連するネットワークセキュリティ、情報セキュリティ、高度運転支援システム(ADAS)、新エネルギー車の充電技術、設備の設置などの問題について、研究開発コンサルティング、製品検査認証、現場検査などのサービスを提供し、BYDの製品の成長を可能にし、同社の「デジタル化」と「スマート化」を支援する。

BYD自動車工程研究院の副院長である鐘益林氏は、「BYDの新エネルギー車は、すでに日本やドイツなどの自動車強国市場だけでなく、タイやブラジルなどの新興市場を含む世界6大陸、70以上の国と地域、400以上の都市に進出している。当社はテュフとの提携を通じて、BYDの自動車がグローバル市場で競争力を更に高め、グローバル展開を加速することを期待している」と述べた。

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