MINIの電気自動車生産ライン、中国に移管へ

報道によると、BMWグループは英オックスフォード工場で生産されている電動MINIの生産を中止し、来年末までに同生産ラインを中国に移転する。

MINIの本場である英国オックスフォード工場は、MINIの主要な生産拠点である。MINI初の電気自動車「MINI COOPER SE」はオックスフォード工場で内燃機タイプのMINIと同一ラインで生産され、世界市場に輸出されている。

しかし最近BMWは、オックスフォード工場は電気自動車のための生産準備が整っていないとし、中国の地場メーカーの長城汽車との合弁事業の一環として開発した電気自動車の「MINI Aceman」を中国で生産することを明らかにした。

これに先立ち、BMWと長城汽車は合弁会社「光束汽車」を設立した。投資総額は約51億元。立地は江蘇省張家港市で、2022年までに完成する予定である。これはBMWにとって世界で初のEV合弁事業で、生産能力は年間16万台を計画している。

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