スマホ事業参入を示唆したNIO、具体的な動きを見せる

NIOの李斌CEOは最近、スマホ事業参入について言及した。李斌氏によると、NIOは現在、スマホ製作プロジェクトを推進しており、今後アップルのように毎年1機種ずつ新製品を投入する予定だという。

李斌氏によると、スマホを開発しようとしたのは、NIOユーザーに、NIOのスマートカーとの相互接続体験を最高に高められるようなスマホを提供するためで、これは家の鍵が自分の手にあるようなものだという。スマホは現在、NIOユーザーにとって最も重要なコネクテッド設備となっている。同時に李斌氏は、今はまともなスマホメーカーも自動車開発を手掛けているとも述べた。

李斌氏は、「以前は当社のユーザーの50%がiPhoneを、40%がファーウェイを使っていたが、ファーウェイが制裁を受けた後、現在はiPhoneを使うユーザーの割合がさらに上昇しており、ほかのアンドロイドユーザーはさらに減少した」と述べた。アップルは現在、自動車業界に対して閉鎖的で、例えばNIOの第2世代プラットフォームの車種にはUWB (Ultra Wide Band=超広帯域無線通信)が標準装備されているのに、アップルはインターフェースを開放せず、せっかくの機能が使えない。そのため、スマホの研究開発はユーザーの利益と体験を高め、車を中心としたスマート端末をしっかりと研究すべきだと強調した。

企業情報サイトによると、NIO(蔚来)移動科技有限公司と称する会社は8月4日に正式に設立された。筆頭株主はNio Nextev Limitedで、資本金は10000万米ドル。経営範囲はモバイル端末機器の販売、人工知能(AI)アプリケーションソフトの開発、人工知能(AI)ハードウェアの販売、通信設備の販売、ウェアラブルスマートデバイスの販売、スマート車載機器の販売などに及ぶ。

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