CarPlayなんかもういらない?上汽VWが新しいスマートカーコネクテッドシステムを発表

2017年に研究開発を開始してから3年を経て、上汽フォルクスワーゲン(以下は上汽VW)はこのほど、2020版Passatの発売とともに、新型コネクテッドシステムを同時に発表し、既存のMIBとCNSシステムを代替することを明らかにした。

上汽VWのコネクテッドカー分野への取り組みとして、新型コネクテッドシステムは、市場にあるビュイックeConnect、吉利のGKUI、BYDのDiLink、東風風神WindLinkなどとほぼ同様なものだ。

公式の説明によると、新型コネクテッドシステムは「上汽VWのクラウドサービスプラットフォームに基づき、(上汽VWの」SVM IDを中心に、インターネットの良質なリソースを集積し、多彩なオンラインサービスを導入する……コネクテッドシステム」だ。

まず、このスマートカーコネクテッドシステムは、CarPlayやCarLifeのようなアプリではなく、スマートフォンの機能を車載機と接続することで、中央制御ディスプレイに映し出している。システム内には4Gネットワークが内蔵されており、多くの重要アプリケーションがプレインストールされている。

例えば、Autonavi地図ビッグデータに基づくオンラインナビゲーションマップは、スマートフォンのナビゲーションマップのようにリアルタイムの道路状況を表示することができるほか、車の所有者の日常的な車の使用習慣に基づいて目的地の位置を予測することができ、アプリケーションを開くたびの煩わしさを軽減することができる。友達とチームを組んでドライブに出かける時、地図の中の「組隊出行」(チームでお出かけ)機能を利用すると、地図上で各メンバーの車の正確な位置を表示することができる。

エンターテインメントでは、コネクテッドシステムにはストリーミング音楽サービスの「酷我音楽」や音声コンテンツの「ヒマラヤ」のようなオーディオアプリがあらかじめ用意されており、これらのアプリのアカウントは携帯電話端末との相互接続が可能で、利便性が高い。 家庭で「ヒマラヤ」を使ってボイス小説を聴いていて、外出の準備をして音声を一時停止した場合、車に乗って車内アプリを開くと、スマートフォンで一時停止した位置から再生を再開することができる。

もちろん、このような機能アプリはCarPlayでも実現できると反論する人もいるが、問題は、CarPlayを利用するには、まずスマートフォンと車載機を接続する必要があり、運転中にスマートフォンや車載機のインタフェースを頻繁に操作する必要がないことだ。コネクテッドシステム内では、これらの操作は音声制御によって実現され、応答速度と認識率も高く、安全運転と日常使用の利便性に優れている。

上汽VW新型コネクテッドシステムの5つの主要機能

コネクテッドサービスが有料化されるべきかどうかについて、上汽VWの担当者は、同社のコネクテッドシステムがユーザーに提供する車両制御、ナビ、音声操作、エンターテインメント、知能化応用などの5大機能モジュール内のすべてのサービスは5年間無料だが、一部の第三者サービスについては、例えば「ヒマラヤ」VIP会員、「酷我音楽」VIP会員を購入する場合、ユーザーが第三者から料金を支払う必要があると述べた。5年後に賦課されたかどうかは、現在のところ未定だ。

今年はPassatのほか、新型MPV Viloran、Tharuなど多くの車種に同システムを搭載し、来年はMEBの新型電気自動車を含むその他の車種をさらにカバーし、今後上汽VWの全車種をカバーする。

上汽VWは既存の機能のほか、スマート充電などの電気自動車専用サービスや、多くのスマートデバイスとウェアラブルデバイス関連のサービスを提供する。また、同社も5GとV2Xなどの新技術に注目し、適切な時期に対応する製品とサービスを提供する。


参考記事:https://auto.gasgoo.com/a/70174316.html

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