BAIC、新エネ車販売台数激減、3カ月で8億元の純損失

BAIC(北京汽車)傘下の新エネ車子会社の北汽藍谷(Baic Bluepark)がこのほど発表した最新の販売台数データによると、同社5月の販売台数は前年同期の2106台から43.16%減の1197台で、1-5月の累計販売台数は5374台で、前年同期の1万1692台から54.04%減少した。

販売台数の減少は業績に直接影響を与え、北汽藍谷が発表した2021年第1四半期決算によると、今年第1四半期の営業収入は前年同期比50.19%減の8億3000万元で、純損失は8億5400万元で、前年同期の純損失は4億3100万元であった。

BAICは、2013~2019年には7年連続で中国の電気自動車販売台数1位を維持した。しかし注目すべきは、同社これまでの電気自動車のほとんどがモビリティ市場に投入されていたことである。このほか、バッテリーの航続距離が短く、品質問題が頻発していることも、BAICのブランドイメージに悪影響を与えている。

2020年、新エネルギー自動車補助金の後退とEV市場のスマート化への転換に伴い、BAICの販売台数は半減した。このような背景のもと、BAICは個人市場向けの新たな「ARCFOX(極狐)」ブランドを発表し、ファーウェイとの業界を越えた提携を通じて自社ブランドの影響力を高め、挽回を狙っているものの、市場の反応は今一つ芳しくない。


参考記事:https://www.yicai.com/news/101083539.html

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