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テスラ、国産Model Yの販売価格を27万元に引き下げる

 テスラの中国公式サイトは7月8日、Model Yベーシック版を正式にリリースした。販売価格はベーシックアップグレード版から7万元下がり、27.6万元になった。

 今年1月1日、テスラ国産Model Yベーシックアップグレード版が発売され、その時にデュアルモーターAWDとパフォーマンスの2つのグレードの販売価格はそれぞれ34.79万元と37.79万元であった。今回発表されたベーシック版の航続距離は525キロで、ベーシックアップグレード版より70km縮小したものの、デュアルモーターAWDより7万元、パフォーマンスより10万元安くなった。

 ある自動車流通業界のアナリストによると、「Model Yベーシック版の発売はまず、Model 3のユーザー層を奪うだろう」と指摘しつつ、電気自動車ユーザーは従来のガソリン車ユーザーほど階層化されておらず、大都市の富裕層として予算成約が比較的緩く、同じ価格帯ならこだわりが少ない。30万元以内の販売開始価格は、同価格帯のXpeng、ARCFOX、BYD、VW iDなどの新エネルギー車にも一定の影響を及ぼす可能性はあるとの見方を示した。

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