Categories: メーカー動向

テスラ、新型Model 3とModel Yのスペックダウンは値下げに向けた布石?

 複数のメディアは、工業情報化省の最新(第351回)の「道路自動車生産企業及び製品公告」を調べたところによると、テスラModel 3が2種類、Model Yが1種類の新型モデルを申告していることに気づいた。

 最も注目を集めたのは出力スペックの部分で、Model 3の2車種はそれぞれ180kWと194kWのモーター出力である。現在販売されているModel-3のシングルモーターの最大出力は約202kWで、ツインモーターの総合最大出力は約357kWであるため、申告中の新型Model 3は出力が落ちていると思われる。

 申告中の新型Model Yのモーター出力は194kWである。現在販売されているModel Yの出力が最も小さい2022年後輪駆動版の最大出力は202kWよりも、新型Model Yの出力が低下している。

 バッテリーは、Model 3、Model Yの3車種ともテスラ中国の自社製リン酸鉄リチウム電池を搭載している。

 外観、内装は基本的に変わっていないが、モーターの出力が低下し、直接的にもたらされた影響は航続距離の向上と、100キロ加速性能の低下である。

 テスラの一連の「スペックダウン」は何を意味しているか。来年の新型モデル発売後の値下げに向けた布石となる可能性があるほか、今後投入するであろうハイグレードモデルに道を譲るためかもしれない。

xcript