テスラの研究開発センターとデータセンター、上海に設立

テスラが明らかにしたところによると、テスラ上海研究開発イノベーションセンターとテスラ上海工場データセンターが10月25日に完成し、まもなく稼働する。

上海研究開発イノベーションセンターはテスラとして初めて海外に設立された、完成車開発をベースとする研究開発センターで、ソフトウェア、ハードウェア、電子、材料、動力及びエネルギーのエンジニアリングチームが含まれる。

研究開発センターには計28の実験室が設置されており、現段階ではテスラの中国におけるソフトウェア・ハードウェア、プロセス、技術の開発業務に注力すると同時に、中国市場での応用適合と標準テストを担当し、世界のAI機械学習の関連研究開発業務に参加している。うち低圧電子実験室、ファームウェア実験室、材料実験室は同研究開発センターの代表的な3つの中国現地化研究開発チームである。

上海工場データセンターは、中国の関連法律に基づいて設立されたものと見られている。2017年6月1日から施行された「中華人民共和国インターネット安全法」では、「重要な情報インフラの運営者が国内で運営する中で収集、生成した個人情報や重要なデータは国内で保存しなければならない」と定められている。

今年4月13日、テスラ中国副総裁の陶琳氏は、中国発展改革委員会が主催した円卓フォーラムで、「テスラが中国で収集したデータは、中国のデータ管理に関する法律・法規を厳格に遵守し、現地での保存を実現すると表明した。数日後に開催された上海モーターショーでは、「テスラ中国データセンターが今年第2四半期に上海に建設される」と改めて明かした。


参考記事:https://www.iautodaily.com/index.php?c=article&id=17798

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