テスラは、国産Model 3の「ダウングレード」騒動で、工業情報省から是正勧告をうける

3月2日に、テスラユーザーがテスラ国産Model 3に搭載されているのはHW2.5(Hardware 2.5、自動運転ハードウェア2.5)チップであり、車のエコリストに表記されているHW3.0チップではないとネット上で暴露し、疑問の声が上がり、「消費者権利保護の日」に因んで開設されたウェイブサイト315に通報したというユーザーもいた。

実際に、HW2.5とHW3.0のサポート機能とハードウェア·パフォーマンスには大きな違いがある。HW3.0は、HW2.5の21倍の2300フレーム/秒の画像処理能力を実現している。このほか、HW3.0チップを搭載したモデルはカラーコーンを識別する能力を備えており、将来的にはHW3.0チップに基づいて完成車OTAを通じて「交通信号機の識別」や「市街地での自動運転サポート」などの高度運転支援機能もアップグレードできるが、HW2.5を搭載したモデルはこうした運転支援機能のアップグレードに対応していない。

テスラ側はこれまで、2019年4月以降に生産するModel 3には最新のHW3.0を使うと宣言している。

今回の「ダウングレード」騒動を受け、テスラは3日昼、公式アカウントで声明を発表し、「テスラ上海ギガファクトリーは2月10日に再生産を開始した。これまで、サプライチェーンの状況に基づき、一部のアップグレード版のModel 3に搭載されていたハードウェアはHW2.5だった」と説明した。

テスラ側はまた、FSD(完全自動運転能力パッケージ)機能を搭載していないModel 3は、HW2.5を使った車種とHW3.0を使った車種では、ドライバーのエクスペリエンスや安全性にほとんど違いはないとし、ハードウェアがHW2.5の国産版Model 3ユーザーは無料でHW3.0に交換できると発表した。

テスラ創業者のマクス氏は、この件についてツイッターで「文句を言っている人たちは実際にFSDを注文しておらず、FSDオプションを注文しても、もしかすると(納車後に)コンピューターが無償でアップグレードされていることを知らないのかもしれない」と応じた。また、今月後半にはFSD機能を追加発表する予定だと説明した。

ただ、テスラのこうした対応は全てのユーザーを満足させるには至らなかった。マスク氏の説明を「強気で傲慢」と見るユーザーもいる。

テスラの「ダウングレード」騒ぎについて、3月10日に工業情報化省はついにコメントを発表した。テスラModel 3の一部車両のHW2.5組み立て違反問題についてテスラ(上海)有限公司に相談し、テスラ(上海)有限公司に対し、「道路自動車生産企業及び製品参入管理弁法」の関連規定に基づき速やかに改善し、企業の自己責任を確実に履行し、生産一致性(設計と生産の一致)と製品品質の安全を確保するよう勧告したと。

これに対しテスラ側は公式の回答は差し控えた。


参考記事:https://www.tmtpost.com/4263822.htmlhttps://36kr.com/p/5299908

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