VW純電動プラットフォーム初の新車が中国で生産開始

上海汽車とフォルクスワーゲの合弁メーカー上汽VW初の純電動コンパクトSUVのニューモデルID.4 Xは、上海市安亭にある上汽VW MEB新エネルギー車工場で正式に生産され、来年発売される。VW ID.ファミリーの新型モデルであるID.4の航続距離は550キロに達し、中国国内では上汽VWと一汽VWが同時に国産化し、それぞれ2種類のタイプを発売する。上汽VWはID.4X、一汽VWはID.4CROZZと命名した。

同社はID.4Xの生産と製造を実現するため、170億元を投資して安亭に世界初のMEB(電気自動車モジュール化)プラットフォーム工場を新設した。この投資額はテスラ上海工場の第1期事業の投資額を上回る。同工場の年間生産能力は30万台を計画しており、今後、フォルクスワーゲン、アウディ、スコダックブランドの新エネルギー車6車種を生産する予定だ。一汽VW ID.4 CROZZはVWの(広東省)佛山工場で生産する。VWは世界で約70億米ドルをMEB電気自動車モジュール化生産プラットフォームの研究開発に投資している。

フォルクスワーゲングループは電化とデジタル化への転換を進めており、2020年から5年間で600億ユーロを投じて電化とデジタル化に取り組むと発表した。中国市場では、2022年までに合弁企業パートナーと提携し、電気自動車、自動運転、デジタル化、モバイルモビリティサービスなどの分野で約150億ユーロを投資すると発表した。


記事url:https://www.yicai.com/news/100813531.html

1766