VW、動力電池大手の国軒高科と提携、初の標準セルを開発

 7月12日、フォルクスワーゲン(以下は「VW」)は、国内第三位のバッテリーサプライヤーの国軒高科(Guoxuan High-Tech Co.,Ltd.)とオンライン契約の形で戦略的提携の枠組み合意に達したと発表した。

 今回の提携は2つのプロジェクトを含む。1つは、国軒高科がVWグループと共同で後者のザルツギット工場の電池工業化生産を推進し、国軒が相応の技術サポートを提供する、2つ目は、VWの量産モデル向けに初の標準セルを開発する。

 この2つのプロジェクトは、VWグループのバッテリーおよび充電技術戦略の一環である。VWグループは今年3月、「Power Day」イベントで、グループのバッテリーと充電技術のロードマップを示し、将来的にバッテリーのコストを大幅に削減し、生産工程を簡素化すると同時に、バッテリーの航続性能と充電性能を向上させる。

 今回の提携合意は2020年5月の株式契約締結に続く大きな動きで、両社の提携がさらに進んだことを意味する。

 両社は2020年5月、VWが約11億ユーロを投資し、国軒高科の26%の株式を取得し、大株主となる株式提携協定を締結した。この投資取引は中国証券監督管理委員会の承認を受けており、外資系自動車メーカーとしてはVWが初めて中国の動力電池メーカーに直接投資することになる。


参考記事:https://auto.gasgoo.com/news/202107/14I70263823C501.shtml

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