フォルクスワーゲンは、中国のEV電池メーカーの国軒高科の株式20%を取得へ

1月17日、海外メディアの報道によると、独フォルクスワーゲンは向こう数週間以内にプライベートエクイティの割当販売方式で、中国の電気自動車電池メーカー、国軒高科(Guoxuan High-Tech Co.,Ltd.)の株式20%を取得する計画だ。

現在、国軒高科の時価は28億ドルで、フォルクスワーゲンが買収を計画している同社の株式20%の価値は約5億6000万ドル。

20%の株式を取得すれば、同社は国軒高科の第2位の株主となり、国軒高科の創業者である李滬氏傘下の珠海国軒貿易有限責任公司(持ち株25%)に次ぐ。

昨年8月の時点で、フォルクスワーゲンは、中国市場での競争力を高めるために、中国の自動車部品サプライヤーへの投資を模索しているという。当時、同社は複数の候補を検討していたが、その中には国軒高科も含まれたと海外メディアが伝えた。

フォルクスワーゲンは、2025年までに300万台以上の電気自動車販売目標を掲げているほか、2029年までに75車種の電気自動車を発売し、2600万台の電気自動車を販売すると明らかいにしている。

昨年11月、フォルクスワーゲンは大規模な投資計画を発表した。計画によると、同社は2020年から2024年の間に新エネ車関連分野に600億ユーロを投資する。このうち、330億ユーロを電気自動車に投資し、残りの270億ユーロはハイブリッド車やデジタル化などの分野に投じられる。

国軒高科は1995年に設立され、同社の主要業務は新エネルギー自動車用の動力電池と送配電設備の2大事業であり、主な製品には、動力電池システムと送配電設備がある。動力電池システムは動力リチウム電池正極材料、単体リチウムイオン電池(電芯)、動力リチウムイオン電池モジュール、電池管理システムBMS及び電池パックなどを含む。


参考記事:https://www.d1ev.com/news/qiye/108191

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