各社は軒並みに新エネ車販売目標を下方修正?

7月末時点で、江淮汽車以外の主要自動車メーカーの新エネ車年間販売目標達成率はいずれも50%未満。このうち、販売台数が上位3位のBYD、上海汽車、北汽新能源は、新エネ車の販売台数がそれぞれ16万2000台、9万台と7万8000台で、目標達成率がそれぞれ38.6%、45%、35%だった。

新エネ車市場に詳しい業界ベテランによると、実際に多くの自動車メーカーは、新エネ車の販売目標をこっそりと引き下げている。

同氏によると、北汽新能源は年初の22万台から15万台に、BYDは40万台から35万台に、上汽集団と吉利汽車は新エネ車の年間販売目標を3-5万台引き下げた。これについて、自動車メディアの「車壱条」は、自動車メーカーに事実関係の確認を求めたところ、BYDは肯定的な回答をしたが、投稿前まで他のメーカーからの回答はなかった。

一方、各メーカーの態度を見ると、彼らはまだ相当自信を持っているようだ。

これまで楽観的だったBYDの王伝福董事長はこのほど、2019世界新エネルギー会議で、BYDの新エネ車は今年、70%-80%の成長を見込んでいると明らかにした。北汽新能源の馬倣列総経理は、インタビューで、下半期の戦いについて、北汽新能源の手元にDiDi、北京電気自動車レンタカー、首汽などの大手顧客からの受注が1万台以上溜まっていることを明らかにした。

「下半期の新エネ車市場は2Bが牽引する。来年は少し良くなり、2Cの割合が高くなり、再来年は大きく伸びるだろう」と前出の業界ベテランは予想している。同氏は、現在の地場ブランドのC市場でのパフォーマンスは、全般的に想定を下回ると分析している。現在、需要規模が限定的で、かつ個人消費全体も芳しくない状況の下で、B市場からの新エネ車注文が、自動車メーカーにとって大きな助けとなる。

今年7月の新エネ車の販売台数トップ10を見ると、オンライン配車市場に大量に納車された北汽EUシリーズが首位を維持し、オンライン配車市場向けに開発された風神E70がトップ10に入った。1-7月の新エネ車の販売台数トップ10には、北汽EUシリーズ、比亜迪e5、奇瑞eQ、帝豪EV、栄威Ei5、欧拉R1などがランクインしており、いずれもオンライン配車、地方タクシー市場の「主役」となっている。


参考記事:http://auto.sina.com.cn/news/hy/2019-08-16/detail-ihytcern1390155.shtml

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