5月の新エネルギー乗用車の販売台数は前年同月比26%減、テスラが再び1万台を突破して首位に

 乗連会(乗用車市場情報連席会)は8日、2020年5月の全国乗用車生産販売データを発表した。

 5月のメーカー卸売台数は前年同月比6.3%増の164.3万台、前月比9.4%増となり、2018年7月以来22カ月ぶりのプラス成長となった。1-5月の卸売台数は前年同期比27.8%減の596.3万台で、前年比229万台減少した。

 5月乗用車市場の卸売販売台数が前年比増加した理由については、乗連会事務総長の崔東樹氏は「昨年5月は、排出基準の『国六』導入前におけるユーザーの買い控え時期と重なり、ディーラーが仕入れを滞った。今年5月のプラス成長への転換は、(比較の対象となる)前年ベースが低かったためだ」と分析している。

 5月の新エネルギー乗用車卸売販売台数は前年同月比25.8%減の7.2万台、前月比19.5%増と、全体的なパフォーマンスは依然悪い。このうちプラグインハイブリッドの販売台数は同比31%減の1.4万台で、電気自動車の卸売販売台数は同比27%減の5.6万台だった。

 5月、テスラは11,095台の販売台数で再びトップに立ち、5月の新エネルギー市場の最大の目玉となった。前出の崔東樹氏は、「4月のテスラの販売はイレギュラーで、5月は安定している。国内市場ではテスラの強力な製品力が認められている」と分析した。

 5月にはNIO(蔚来汽車)を代表とする自動車スタートアップ企業も新エネルギー市場でのプレゼンスを拡大している。乗聯会のデータによると、NIOは5月の卸売販売台数が3,436台となり、車種販売台数ランキングTOP5に入っている。


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