2022年3月9日
小型新エネ車購入において女性の意思決定権が高い
経済誌の「第一財経」は、ガソリン車と比べ、新エネ車の購入において女性の意思決定権が高くなっていると報じた。
公安部の統計データによると、2021年現在、中国の女性ドライバー数は1.62億人に達し、全体の33.68%を占めている。2014年の0.7億人から、2021年には1.6億人まで、女性ドライバーは年間1300万人前後のペースで急拡大している。「2021中国自動車市場消費動向洞察報告」でも、女性ユーザーの割合はすでに33%に達しており、10-20万元が多くの女性ユーザーの自動車購入予算となっている。
注目すべきは、「若年化、女子力」が､特に小型新エネ車のセールスポイントとなりつつある｡地場メーカー長城汽車傘下の新エネ車ブランドORAも､昨年から話題となった五菱宏光MINI EVも、いずれも女性ユーザーをターゲットとしたヒット商品である。ORAブランドの女性ユーザーの割合は70%に上り、五菱宏光MINIEVの女性ユーザー比率も60%を超えている。また、地場メーカーChery（奇瑞）の小型EV「小蟻」も多くの女性に好まれている。
百度系のビッグデータ関連組織が発表した「2021年新エネ乗用車白書」によると、25-34歳の若年ユーザー層が、新エネ車への注目度が高い。また、ガソリン車と比べ、女性ユーザーは新エネ車の購入においてより多くの意思決定権を持っている。
ある新エネ車メーカーのマーケティング関係者は､「男性は、ブランドや操作性に重視するのに対し、女性はコストや安全性に敏感で、操作性への関心は男性より低いほか、女性は新しいものを受け入れやすく、新エネ車への受容度が男性より高い。また女性は買い物や通勤を中心とする使い方で、新エネ車は女性にとっても便利だ」と説明した。
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