新たに4社が値上げを発表、新エネ車値上げラッシュがやってくる

経済誌の「第一財経」によると、新たに4社の新エネ車メーカーが「値上げチーム」に加わり、最大2.6万元の値上げ幅となり、今年2回目の値上げラッシュとなった。

テスラ、BYD、NETA(哪吒汽車)などの値上げに続き、3月17日から3月19日夜にかけて、ベンチャー系自動車新勢力のXpeng(小鵬汽車)、Weltmerster (威馬汽車)、LeapMotor(零跑汽車)、および吉利の新エネ車ブランドのGeometry(幾何汽車)も値上げの陣営に加わった。

3月18日、Xpengは(3月21日午前0時から)10100-20000元の引き上げを発表した。Geometryも3月18日、一部の車種の販売価格を3000-7000元引き上げると発表した。3月19日、Weltmersterは、傘下の各車種に対して(3月28日から)7000-26000元の引き上げを行った。

値上げの原因について、各社はともに、主に川上の原材料価格が上昇し続けたことが影響したとの見方を示した。

大まかな統計によると、今年初めからこれまでに、20社以上の自動車メーカーが傘下の50車種近くの価格を引き上げた。主要な新エネ車メーカー数社のうち、NIO(蔚来)、理想汽車、VOYAH(嵐図汽車)などほんの一握りがまだ値上げを発表していない。

業界関係者は、今回の新エネ車の値上げの原因として、リチウム、ニッケルなどの主要原材料価格の大幅な上昇を挙げている。新エネ車の動力電池に必要なリチウムを例にとると、リチウム価格は2021年初めの1トン当たり5万元から現在の1トン当たり50万元と、1年余りで10倍上昇した。

市場関係者は、「多くの原材料が値上がりしており、電気自動車メーカーは利益を確保するために、コストの一部を消費者に転嫁せざるを得ないが、現在の状況では、原材料が元の価格水準に戻るまでには、まだ時間がかかるだろう」と述べた。


参考記事:https://www.yicai.com/news/101354208.html

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